明日からトウノカタマリ展

ここ最近でぐっと涼しくなり、寒いぐらいの朝晩ですね。
安曇野にいると秋が本当に短いので、
見逃さないように日々の景色をしっかり見つめていこうと思います。

今、そこかしこの田んぼでは金色の(おいしそうな)稲穂の絨毯が広がっています。
そういえば、JIPPOU近くのVif穂高では、月末に新米おにぎりのふるまいが行われるそうです。
…と食の話になってしまいましたが、今回は鳥居さんについて少しご紹介いたします。

鳥居明生さん(埼玉県加須市)/陶芸家

初夏、工房にお邪魔してお話を伺いました。

1974 岩手県生まれ
1997 東北芸術工科大学 卒業
1997〜2000 群馬県暮坂陶芸研修センターにて修行
2001 岩手県にてAM工房オープン
2009 埼玉県に移り、AM陶工房オープン

もともとは、うつわなどいわゆる「用途がはっきりしているもの」をつくっていた鳥居さん。
うつわには多くの考えるべき制約がありますが、
創作の中、「使いかたに囚われないものを作ってみよう」と思いたち今の作品が生まれました。

それは自由奔放なカタマリではなく、歪みのない美しいフォルムのカタマリ。

大別すると形はいくつかのパターンに分けられますが、あえてそうすることで間近で観察したときの微妙な差異(色、形、テクスチャー)を際立って感じることができるように作られています。

わたしの拙い言葉で語るよりも、実際に見て、触れていただいて
すぐにおもしろさがわかると思います。
ぜひ、お越しくださいませ。

工房にはお手製のボルダリングホールドもありました。